被害状況を聞く藤木政務官(右)(10日、福岡県大刀洗町で)
【福岡・みい】藤木眞也農水政務官は10日、7月豪雨の被害状況を調査するためJAみい管内の被災地を視察した。井上忠敏県議、大刀洗町の中山哲志町長、JAの平田浩則組合長らが同行。同町の生産者、堀内隆さんのハウスを訪れた。
堀内さんは、当時の様子や農作物の被害を説明。「ブロック塀の建築や排水対策を行ったが、冠水した。筑後川のしゅんせつや調整池の増設など、被害の軽減に取り組んでほしい」と求めた。
視察後、JA本店で意見交換会を開いた。久留米市の橋本政孝副市長、小郡市の加地良光市長、大刀洗町の中山町長、久留米地区4JA(みい、くるめ、にじ、筑前あさくら)の組合長らが参加。各管内の被害状況や要望を伝えた。
平田組合長は「早期復旧には、短期間での支援が必要。早急に支援していただきたい」と強く訴えた。
藤木政務官は「農家に負担のかからない支援について、県や市町と連携する。前向きに営農継続できるよう取り組む」と語った。
【2023年08月11日付日本農業新聞掲載】