議員らと意見交換する常勤役員ら
【愛知みなみ】JA愛知みなみは1月下旬、農家の苦境を農政へ届けるため、田原支店で国会議員、県会議員と意見交換会を開いた。
出席者は根本幸典衆院議員、藤木眞也参院議員夫妻、山本浩史県会議員。JAから常勤役員5人と田原市役所、JA愛知中央会の職員が出席した。
各生産部会代表者は事前のアンケートに基づき、「重油高騰対策」「需給バランスを考慮した補助金の検討」「牧草不足の現状」について要望した。JAと県農業共済組合は野菜価格安定制度と収入保険を恒常的に同時加入できるよう強く要望した。
これに対して議員らは、農家の思いを真摯(しんし)に受け止め、農政を取り巻く情勢などを交えながら回答した。
JAの鈴木照彦組合長は「コロナの影響が収まらない中、さらなる追い打ちとなる生産資材の高騰が続き農家は悲鳴を上げている。この現状を打破するため議員に力添えをお願いしたい」と述べた。
【2022年2月11日付日本農業新聞掲載】