【みやぎ仙南】自民党農林水産災害対策委員会事務局長の藤木眞也参議院議員が14日、4月に凍霜害を受けた、JAみやぎ仙南管内の蔵王町の圃場(ほじょう)を視察した。
JA梨生産部会の代表者と役職員ら約10人が、被害状況などを説明。次期作に向けた圃場管理や、気象災害を克服する取り組みへの支援などを求める要請書を手渡した。
管内の被害は、梨などの果樹を中心に約4億円に上る。JAの担当者は、圃場の被害状況や原因となった気候、気温の温度差などを説明。蔵王梨部会の齋藤秀俊部会長は「次期作に向けて経済的・技術的の両面での支援を期待する」と話した。
藤木議員は「話に聞いていた以上に厳しい状況だと分かった。来年に向けて、国として何ができるか前向きに検討する」と話した。
【2021年7月15日付日本農業新聞掲載】